顎顔面矯正は、通常の歯列矯正とは全く別の矯正治療です
一般的な歯列矯正は、審美的に歯並びをきれいにすることを目的に、ワイヤーで歯を動かしていきます。一方、顎顔面矯正は上顎を中心にお子さまの顔の発育バランスを良くするためのもので、見た目が改善されるのはもちろんですが、健康な身体を実現するために行うものです。つまり、これまでの矯正治療とは全くの別物なのです。
上顎が発育不全になると、口で呼吸をするようになりますが、顎顔面矯正を受けることで鼻呼吸へと戻し、健康な身体の実現へと繋げていきます。また、下顎を正しく発育させることで一般的な歯列矯正を受ける必要はなくなります。
床矯正との違い
顎を広げる方法としては、床矯正が知られており、多くの歯科クリニックで行われています。床矯正もお口の中に装置を取り付けますが、使える年齢層が限られており、実際にはその後の一般的なワイヤー矯正も必要になる方が半分以上です。また、違和感があるため治療途中に自分で外してしまうお子さまも多いようです。顎顔面矯正は、ほとんどのお子さまに適合する方法で、さらに違和感がかなり少ないというメリットもあります。
顎顔面矯正なら口呼吸をなおせます
顎の骨格が正常に発達していないと、口呼吸になり生活習慣病や睡眠時無呼吸症候群といった全身疾患のリスクを高めてしまうことになります。一般的な矯正治療では、口呼吸を治すことはできず、歯をきれいに並べるだけになりますが、顎顔面矯正なら上顎を中心に正常な発育を促すため、鼻呼吸に戻り、健康のリスクを防ぐことができます。
顎顔面矯正のデメリット
唯一、顎顔面矯正のデメリットと言えるのは、治療途中で一時的に前歯の隙間が開くことです。顎顔面矯正では上顎の中心部にある骨のつなぎ目部分を広げていくため、歯と歯の間が広がっていきます。そのため、本当に歯並びが改善されているのか不安になってしまう方もいらっしゃるかと思います。当院ではこれまでに多くの患者さまを治療してきた経験があり、もちろん最終的にはきれいになることがわかっている状態で治療を進めておりますので、安心してお任せいただければと思います。
医療費控除について
1年間に医療費を10万円以上支払うと、納めた税金の一部が戻ってくる制度です。
医療費控除額の計算式
医療費控除額=1年間に支払った医療費の合計 − 保険金などで補填される金額 − 10万円
※医療費には、当院で支払った費用の他、通院のための交通費も含めることができます。(マイカーは除く)
※医療費には、ご家族のために支払った金額も加算することができます。
※所得が200万円未満の場合は、10万円ではなく所得の5%を引き算します。